上海ユダヤ人難民記念館は3日、在上海ユダヤ人難民のリスト、データベース、音声・映像などの史料を整理し、ユネスコ記憶遺産に申請することをもって、上海ユダヤ人難民の第2次世界大戦期間中の避難生活の歴史を記念することを発表しました。
記念館側の統計によりますと、ユダヤ人難民が当時使ったスーツケース、乗船切符、登録証明書などの史料合わせて235点を入手したということです。記念館の陳儉館長は「この歴史はただ中国人だけのものではなく、戦争の苦しみを味わった中国人が同じ境遇にあるほかの民族に手を差しのべた歴史である。世界の人々がこの歴史に目を向けることを期待している」と話しました。
ユネスコ記憶遺産は世界文化遺産とは異なり、自筆の原稿、口述などを重視しています。これまで、中国医学の貴重な典籍である『本草綱目』と『皇帝内経』を含む9つの文献がユネスコ記憶遺産に登録されています。
(中国国際放送局)
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