【新華社北京2月2日】「中国が美しくなるには、農村が美しくなければならない。」2015年中共中央一号文書は、第一次産業、第二次産業、第三次産業を融合し、生態、文化、歴史などの内容をカバーする田園地帯の観光に対し、前代未聞の力強い描写の青写真を作成した。
文書で、農村を農民が快適に暮らして就業できる美しい故郷にする必要があることが提起された。国家観光局の李金早局長は、次のように述べた。2014年の田園地帯の観光収入は400億元増加し、新規就業者数は約20万人に上り、3,300万人を超える農民が受益者となった。「観光分野の就業は容量が大きく、けん引力が強く、各種級別が豊富で、種類が多様で、方式が臨機応変で、将来性が明るい。特に観光分野の就業は条件が低く、農民と女性の就業に適しており、大学生と帰郷農民工の起業にも適している。」
都市と農村の一体化が進展するにつれて、田園地帯の観光自体が第一次産業、第二次産業、第三次産業の融合・グレードアップ段階に入った。「一号文書は、農村観光のレジャー用インフラ建設への投資を拡大し、オンラインとオフラインのマーケティング能力を増強し、管理水準とサービスの質を向上化することを明確に提起している。これは観光業と第一次産業が融合した田園地帯観光は、第二次産業、第三次産業との情報化した融合の加速を示していることは明白だ。」中国社会科学院の財経戦略研究院、観光・レジャー研究室の戴学鋒主任はこのように語った。
一号文書ではまた、田園地帯における観光・レジャーの発展を促進する用地、財政、金融などの支援政策を研究し、策定することが提起された。戴学鋒主任は次のように述べた。農村グループ経済組織がグループ経営性建設用地の使用権をめぐり、法に基づき出資を行って株主になる、共同経営などの形式でその他の組織、個人と観光企業を共同で設立することを奨励する。観光施設の改築が土地用途の変更に関連する場合は、法により用地審査許可手続きを行う。これは、『国務院の観光業改革発展促進に関する若干の意見』において最も重要度が高い内容の一つだ。
もう一つの朗報は、先ごろ発表された「『国務院の観光業改革発展促進に関する若干の意見』任務分解表」で、国土資源部、観光局などが2015年6月末までに具体的な措置を発表する必要があることを明確化したことだ。
一号文書ではさらに、農業の多種類の機能を積極的に開発し、農村生態に関連したレジャー、旅行、観光、文化教育の価値を発掘することが挙げられた。歴史、地域、民族的特色のある景観を備えた観光村・鎮建設を支援し、形式が多様で、特色が鮮明な田園地帯の観光レジャー製品を開発することが提起された。
これは、我々の共同の美しい田園地帯、世界に全面的にPRする「美しい中国」にとって、永遠に欠かすことができない。
(新華網日本語)
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