【新華社北京1月15日】中国国民党が17日に実施する党主席の補選に対し、国務院台湾事務弁公室の馬暁光報道官は14日、次のように表明した。2008年以降、国民党と共産党の両党及び両岸同胞の共同の努力のもとで、「台湾独立」への反対及び「九二共識」(両岸で「一つの中国」問題に関して達成したとされる合意の通称)への堅持という共通的な政治基盤を踏まえて、両岸関係が平和的発展の新たな局面を切り開き、台湾海峡地域を安定させ、両岸の民衆のために福祉を確保するために、両岸同胞及び国際社会の一致した肯定を得ている。我々は国民党新主席が誕生した後、双方が現行の政治基盤を強固にし、良性インタラクティブを維持し、向かい合って前に進み、継続的に両岸関係の平和的発展を推進するために努力することを希望する。
馬暁光報道官は国務院台湾事務弁公室の定例記者会見で、記者の質問に答えた際に、上記のように表明した。
ある記者が質問した台湾当局の駐米機関が今年1月1日に行ったいわゆる「旗掲揚」について、馬暁光報道官は、外交部はこれに関して見解を表明したと答えた。国務院台湾事務弁公室も台湾側に立場と姿勢を表明した。我々は、一つの中国という原則に違反するいかなる言動に対しても断固として反対する。
ある学者が指摘した大陸の対台湾政策は思考転換が必要で、盲目的に利益譲歩できない、そうでなければ、民進党に反大陸によって多くのメリットを得たことを自認させることになるという点について、馬暁光報道官は関係質問に回答した際に次のように示した。我々は通常、学者の観点について評論しない。2008年以降、両岸関係の平和的発展の局面が切り開かれたことは、両岸双方、国民党、共産党両党及び両岸同胞の共同の努力と切り離せない。また、双方が両岸関係を改善し、発展させる積極的な政策を実施したこととも切り離せない。「両岸関係の平和的発展の成果を述べると、大陸の方針と政策は効果的であり、効果的な方針をどうして調整、変更する必要があるのか。」
馬暁光報道官はさらに、次のように指摘した。我々は両岸同胞に恩恵を与える政策措置に取り組んでおり、「利益譲歩」という文字で簡単に概括できない。「なぜなら両岸同胞は兄弟であり、我々はこのような認知に基づき、両岸は一家という理念に則り、これらの政策を着実に実行しているためだ。これらの政策は群衆の目に見えて、手で触ることができる。利用していると考える人がいても、適切に利用できるとも限らない。」
(新華網日本語)
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