児童文学のロングベストセラー「窓ぎわのトットちゃん」(黒柳徹子著)の絵本が中国で翻訳出版されました。原作者の黒柳徹子さんが10日、北京で行われた発刊式に書簡を送りました。
絵本「窓ぎわのトットちゃん」では、原書のハイライトが残されていると同時に、画家・絵本作家のいわさきちひろさん(1918-1974)によるかわいらしいイラストが印刷されています。
淡い色彩で、シンプルながらも見る人の心をピュアなものにさせるいわさきさんのイラストと黒柳さんの躍動感に富んだ、温かみのある文章が引き立てあい、読者を魅了させています。
中国語発刊式に寄せた書簡の中で、黒柳さんは「どんな子どもでも、一緒に手をつなげれば楽しく成長できることを、トットちゃんを通して多くの読者に分かってもらえたらと思います。『絵本窓ぎわのトットちゃん』を読み終わってから、皆さんが心から笑いをこぼすことができれば、私も幸せに思います」と述べています。
「窓ぎわのトットちゃん」は1982年に日本で出版された後、アジアを始め、世界各地で素晴らしい業績を残しました。中でも、中国語版の販売部数がすでに800万冊を迫っており、これまで12年連続して中国のベストセラーの座をキープしています。なお、児童文学の単独作品において、中国国内の図書市場の最高記録になっているということです。
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