スポットライトの下に1本の3メートルのポールがステージに立ち、音楽のリズムに合わせてポールを回ったり、倒立したり、飛んだりする。これはポールダンサーの高傑さんのステージである。
ポールダンサーになって7年になる彼は、大勢の観客の前でも落ち着いてステージ中央で巧みなパフォーマンスを見せる。彼はステージではまじめで堂々としているが、ステージを下りると和やかに人と談笑する。
2008年、高傑さんはジャズダンサーでバーでよくパフォーマンスをしていたが、ある公演でポールダンスを見て興味を抱くようになり、ポールダンスのステージに立つことが彼の夢になった。
練習を重ね、各地での商業公演に招かれた彼は100キロ以上ある道具を持って多くの都市を行き来した。
ポールダンスの公演で高傑さんは多くの収入を得、多いときは月3万元の収入があった。将来の道について、高傑さんは、「商業公演を行って2年後にポールダンサー養成の仕事に就くという新しい目標を定めた」と話した。
商業公演がないとき、彼はポールダンス教室でダンスを教えた。ダンス教室でポールダンスを学ぶ人は近年多く、9歳の子もおり、女性が多い。高傑さんは、「ポールダンスが多く見られるようになったのに伴い、ポールダンスに対する見方も変わった。ポールダンスを受け入れる人が増えた。多くの人が体を鍛えるためにポールダンスを学び、健康な体を作りたいと思っている」と話した。