4、資源節約と環境保護で大きな成果を収める。耕地保有量は1・212億ヘクタールを維持する。単位工業生産額(付加価値ベース)当たり水使用量を30%減らし、農業灌漑用水の有効利用係数を0・53まで高める。一次エネルギー消費に占める非化石エネルギーの割合を11・4%にする。単位GDP当たりのエネルギー消費を16%減らし、単位GDP当たりの二酸化炭素排出を17%減らす。主要汚染物質の排出総量を著しく減らし、化学的酸素要求量、二酸化硫黄の排出をそれぞれ8%減らし、アンモニア性窒素、窒素酸化物の排出をそれぞれ10%減らす。森林面積率を21・66%まで高め、森林蓄積量を6億立方メートル増やす。
5、人民の生活を持続的に改善する。総人口を13・9億人以内に抑制する。平均寿命を1歳延ばす。都市部住民の1人当たり可処分所得と農村住民の1人当たり純収入をそれぞれ年平均7%以上増やす。新しいタイプの農村社会年金保険は制度の全面カバーを実現し、都市部の基本年金保険加入者数を3・57億人に増やし、都市と農村の三つの基本医療保険(都市部勤労者、都市部住民、農村協同)加入率を3ポイント高める。都市部低所得者向け福祉的住宅を3600万戸建設する。貧困人口を著しく減らす。
6、社会整備を顕著に強化する。都市・農村をカバーする基本公共サービス・システムを徐々に完備させる。全民族の思想的・道徳的資質、科学的・文化的資質、健康面の資質を高める。社会主義的民主・法制度を一層整え、人民の権利・利益が確実に保障されるようにする。文化事業の発展を加速し、国民経済に占める文化産業の割合を著しく高める。社会管理制度を完全なものに向かわせ、社会を一層調和、安定させる。