【新華社北京3月7日】中国の第12次国民経済・社会発展5カ年計画(2011―15年)要綱(草案)は、「12・5」計画期は小康(わりあいゆとりのある)社会全面建設のカギとなる時期で、改革・開放を深め、経済発展パターンの転換を加速する堅塁攻略の時期であり、国内外の情勢の新たな変化、新たな特徴を深く認識し、正しくとらえ、引き続き重要な戦略的好機をつかみ、生かし、科学的発展の新たな局面を切り開く努力をしなければならないと提起している。
草案は次のように指摘している。科学的発展を主題とすることは時代の要請であり、改革・開放と近代化建設の大局にかかわるものである。経済発展パターンの転換加速を主軸とすることは科学的発展を進めるうえで通らなければならない道である。今後5年間、科学的発展による新たな顕著な進歩を確かなものにし、経済発展パターン転換による実質的進展を確実にし なければならない。
草案は基本的要請として次の点を挙げている。
1、経済構造の戦略的調整を経済発展パターン転換加速の主要な方向とする。2、科学技術の進歩・革新を経済発展パターン転換加速の重要な支えとする。3、民生の保障・改善を経済発展パターン転換加速の根本的出発点、帰結点とする。4、資源節約型で環境にやさしい社会の構築を経済発展パターン転換加速の重要な力点とする。5、改革・開放を経済発展パターン転換加速の強力な原動力とする。