12日、2022年北京冬季五輪に向けた改修を終えた国家体育館。(北京=新華社記者/張晨霖)
【新華社北京12月14日】中国北京市で12日、2022年北京冬季五輪・パラリンピックに向けた国家体育館の改修工事が完了した。同市の重要建築プロジェクトを管理する「主要プロジェクト建設指揮部弁公室」が明らかにした。
今回の工事では、本館に冬季五輪のアイスホッケー競技とサービスの機能を追加し、別館を競技時の更衣エリアに改造したほか、会場北側にアイスホッケーの練習施設を増設した。
改装後の会場の広さは9万8千平方メートルで、標準的なアイスホッケーリンクを2面持つ。冬季五輪の要素を際立たせるため、863枚のエンボスガラスで「ガラスカーテンウォール」を作り、「氷の城」の視覚効果を生み出した。
更衣エリアは14のプレハブ式更衣ユニットからなる。「積み木」のように迅速な組み立てが可能で、大会終了後はユニットを分解してそれぞれ別の用途に活用したり、つなぎ合わせて別の機能空間にしたりできる。
国家体育館は2008年の北京五輪・パラリンピックで、体操とトランポリン、車いすバスケットボールの競技会場、各種イベント会場として使われた。2022年の冬季五輪では、男子と女子のアイスホッケー競技が開催される。
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