8日、上海ユダヤ難民記念館の広場で、上海に逃れたユダヤ難民の名前が刻まれた壁を見学する来館者。(上海=新華社記者/任瓏)
【新華社上海12月10日】中国の上海ユダヤ難民記念館が拡張工事を終え、8日に一般公開を再開した。同館は2007年、第2次世界大戦時に上海がユダヤ難民を救った歴史をより確実に記録するため、同市虹口区のオーヘルモーセ教会(摩西会堂)を基に創設された。
今回の工事で展示面積は4千平方メートルに拡大され、千点近くに増えた展示品の中には、第2次世界大戦時のユダヤ難民とその子孫からの寄贈品など初公開の文化財も多く含まれる。