28日、江蘇省徐州市で出発を待つハンブルク行きの中欧班列。(徐州=新華社配信)
【新華社南京11月30日】中国東部の産業・輸送拠点、江蘇省徐州市とドイツ・ハンブルクを結ぶ中欧班列(中国・欧州間の国際定期貨物列車)の新路線が28日、運行を開始した。新型コロナウイルスの感染拡大により海上・航空輸送が影響を受けたことを受け、中国・欧州間では鉄道輸送が強化されている。
同路線の1番列車は同日朝、機械部品や感染防止物資を積み徐州を出発した。中国鉄路上海局集団によると、同市からドイツへの中欧班列は初めてという。
同列車の行程は1万キロを超える。途中、カザフスタンとロシア、ベラルーシ、ポーランドを通過し、15日後にハンブルクに到着する。
関係者によると、徐州発着の中欧班列の運行本数は今年、過去5年間の運行総数に近づいており、同市の物流能力の向上と長江デルタ地域の輸入需要の高さを示している。
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