6日、中国の酒泉衛星発射センターから打ち上げられた、光学リモートセンシング地球観測衛星「高分9号04」を搭載した運搬ロケット「長征2号D」。(酒泉=新華社配信/汪江波)
【新華社酒泉8月6日】中国は6日午後0時1分(日本時間同1時1分)、酒泉衛星発射センターから運搬ロケット「長征2号D」を使い、光学リモートセンシング地球観測衛星「高分9号04」を打ち上げ、予定の軌道に投入することに成功した。今回のミッションではさらに、清華科学衛星も搭載し打ち上げた。
「高分9号04」は光学リモートセンシング地球観測衛星で、地上の画像解像度は最高1メートル以下。国土調査や都市計画、土地の権利確認、道路網設計、農作物の収穫予測、防災減災などに用いられ、「一帯一路」建設などに対する情報保障(サポート)も行う。
同時に打ち上げられた清華科学衛星は清華大学が開発を担当し、軌道上で重力衛星システム設計方法、2周波数GPSに基づく精密軌道上の大気密度測定方法などの理論と技術について飛行検証を行う。
長征シリーズ運搬ロケットの打ち上げは今回で342回目。