15日、上海市の港に停泊する中国初の国産極地調査砕氷船「雪竜2号」。(上海=新華社配信)
【新華社上海7月17日】中国初の国産極地科学調査砕氷船「雪竜2号」が15日、科学者らを乗せ、上海から第11次北極観測に出発した。
4月に初の南極観測を終えた「雪竜2号」にとって、これが初の北極科学調査となる。「雪竜2号」は9月末に上海に帰港予定で、それまでに1万2千海里の行程が組まれている。
自然資源部によると、この遠征で観測隊は、生物多様性と生態系、海洋の酸性化と化学環境、北極海西部のチョクチライズ、カナダ海盆、中央北極海などにおける新たな汚染物質について一連の調査を実施する。
これによって中国は、北極の気候変動への科学的理解を深め、地球規模の気候変動に適切に対処するための強固な基盤を築くことになる。
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