5月29日、建設が進む中国とラオスを結ぶ高速鉄道「中国ラオス鉄道」の鉄道橋の支間中央部。(ビエンチャン=新華社配信)
【新華社ビエンチャン6月8日】ラオス人民革命党中央委員会の政治局員で副首相のブントーン・チットマニー氏は4日、ラオスの首都ビエンチャンで中国中鉄二局集団(CREC-2)の主要建設現場を視察し、中国ラオス鉄道建設プロジェクト概要の説明を受けた。
5月29日、建設が進む中国とラオスを結ぶ高速鉄道「中国ラオス鉄道」の鉄道橋の支間中央部。(ビエンチャン=新華社配信)
チットマニー氏は、プロジェクトが計画通り進行するよう、ラオス側は引き続き鉄道建設に協力、支援することを約束した。
鉄道の建設と運営を担う中国ラオス鉄道(LCRC)の肖乾文(しょう・けんぶん)総経理は、プロジェクトは予定通り2021年12月に完成すると述べた。
5月23日、ラオスの首都ビエンチャンから北へ約60キロ離れたビエンチャン県のノーンカーイ村トンネル施工現場で線路を敷設する労働者。(ビエンチャン=新華社配信)
中国ラオス鉄道は、中国の「一帯一路」構想とラオスの「閉鎖的な内陸国から各国をつなぐ国へ」戦略を結び付けるプロジェクト。トンネル総延長198キロと橋梁総延長62キロを含む、ラオス中国国境通関地のボーテンからビエンチャンまでの総延長414キロを、時速160キロで運行する。また、中国の管理基準と技術標準を全面的に採用し、電化旅客・貨物輸送鉄道として運営される。
2016年12月に開始したプロジェクトは、2021年12月の完成、運行を予定している。
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