2日に撮影した重慶市団結村駅で支度を整えて出発を待つ列車。(重慶=新華社記者/唐奕)
【新華社重慶9月5日】中国とシンガポールを結ぶ陸海を組み合わせた新たな貿易ルート「陸海新ルート」を利用し、内容物を積み替えずに海外に海上輸送される初の鉄道用コンテナの専用輸送列車が2日午前10時30分、中国重慶市団結村駅を出発した。専用列車に積載された23個のコンテナには自動車部品や電子製品などが積み込まれた。欽州(きんしゅう)港に到着後、ベトナムやタイ、インドネシアなどの東南アジア諸国に向けて輸出される。
中新南向通道(重慶)物流発展の責任者によると、西部地区では鉄道用コンテナの陸海一貫輸送が始まるまで、輸出入の不均衡により海運企業がコンテナを多数保有せず、海運用コンテナが慢性的に不足する一方、鉄道用コンテナの余剰問題も抱えていた。鉄道用コンテナの陸海一貫輸送によりこうした問題が一気に解決した。