中国の習近平国家主席は22日、北京の人民大会堂でサウジアラビアのムハンマド皇太子と会見した。(北京=新華社記者/劉衛兵)
【新華社北京2月23日】中国の習近平(しゅう・きんぺい)国家主席は22日、北京の人民大会堂でサウジアラビアのムハンマド皇太子と会見した。韓正(かん・せい)氏が同席した。
習近平氏は次のように強調した。中国とサウジアラビアは相互の核心的利益と重大な関心事に関わる問題で、引き続き支持し合い、政治的相互信頼を深めなければならない。中国はサウジが進める経済の多様化と社会改革を断固支持し、国家主権、安全、安定を守るためのサウジの努力を断固支持し、サウジの内政に干渉するいかなる行為にも反対する。両国は発展戦略の結び付きを強化し、利益の融合を深め、「一帯一路」構想とサウジアラビアの「ビジョン2030」の連携実施案の調印を急ぎ、エネルギーやインフラ、貿易投資、高付加価値産業などの両国間の実務協力が絶えず新たな成果を収めるよう推進していかなければならない。
習近平氏はまた、次のように指摘した。中国はサウジアラビアと共に「発展をもって平和を促進する」を指針とした中東のガバナンスの道筋を模索し、「一帯一路」の共同建設と地域の発展協力の強化を通して、地域の平和安定の根幹を築いていきたい。双方は共に激励し合い、各当事者が対話や協議を通して政治的手段で争点となっている問題を解決することを支持しなければならない。中東のテロ対策における協力を促進し、脱過激化の国際協力を強化し、極端な思想の浸透と蔓延を防ぐ必要がある。
ムハンマド氏は次のように述べた。サウジアラビアは「一帯一路」構想の共同建設を支持し、自国の「ビジョン2030」と「一帯一路」構想を結び付け、両国の各分野における実務協力をさらに深化させていきたい。中国は国家の安全を守るためにテロ対策と脱過激化の措置を行う権利がある。サウジアラビアはそれを尊重、支持しており、中国との協力を強化していきたい。サウジアラビアは中国の国際・地域問題における積極的な役割を重視しており、中国との意思疎通と協調を強化していきたい。
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