中国の習近平(しゅう・きんぺい)国家主席は1月31日、北京の人民大会堂でカタールのタミーム首長と会談した。会談に先立ち、習近平氏は人民大会堂北ホールでタミーム氏の歓迎式を行った。(北京=新華社記者/李涛)
【新華社北京2月1日】中国の習近平(しゅう・きんぺい)国家主席は1月31日、北京の人民大会堂でカタールのタミーム首長と会談した。両元首は相互尊重、平等互恵、共同発展という中国・カタール戦略的パートナーシップを深化させることで合意した。
習近平氏は次のように強調した。中国はカタールと共に、意思疎通を強化し、政治的相互信頼を深化させたい。両国は発展戦略を一層結びつけ、「一帯一路」を共同で建設し、エネルギー、インフラ建設、ハイテク、投資の4分野における協力を統合的に推進しなければならない。国際的テロ・過激思想対策について、交流を強化するとともに経験を共有し、協力しなければならない。また、人的・文化交流を緊密にし、観光、文化、スポーツ、メディアの協力を推し進め、特に2022年に中国とカタールでそれぞれ開催する冬季五輪とサッカーのワールドカップという二つのスポーツ大会を共同で支え合い成功させなければならない。
タミーム氏は次のように述べた。カタールは最も早く「一帯一路」構想に応えた国の一つであり、中国とエネルギー、投資、科学技術、インフラ建設など幅広い分野で協力することを期待している。カタールは中国の多国間事務や中東・湾岸諸国問題で果たしてきた建設的立場を積極的に評価している。中国と意思疎通や協調を強化し、対テロリズム・対過激主義協力を深めることを願っている。
会談後、両元首は2国間協力文書の調印に立ち会った。
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