中国の習近平国家主席は14日、北京の人民大会堂でフィンランドのニーニスト大統領と会談した。習近平主席は会談に先立ち、人民大会堂北ホールでニーニスト大統領の歓迎式典を行った。写真はニーニスト大統領(左から2人目)夫妻と記念撮影する習近平主席(右から2人目)と彭麗媛(ほう・れいえん)夫人。(北京=新華社記者/鞠鵬)
【新華社北京1月15日】中国の習近平(しゅう・きんぺい)国家主席は14日、北京の人民大会堂でフィンランドのニーニスト大統領と会談した。両元首は、共に両国関係発展の新たな一章を記していくことで一致した。
習近平主席は次のように指摘した。中国とフィンランドの関係は近年、未来に向かう新たな協力パートナーシップの構築と推進に軸足を置いている。中国とフィンランドによる対話と協力の強化は、両国と両国民の共同利益に合致しているだけでなく、世界の平和、安定、繁栄のためにもより多くのプラスエネルギーを注ぎ込むものだ。
習近平主席はまた、次のように指摘した。中国側はフィンランドの「一帯一路」構想への支持を称賛し、「一帯一路」共同建設での協力をフィンランドと共に深めることを願っている。中欧班列(中国と欧州を結ぶ国際定期貨物列車)などがもたらした便利な条件を十分に活用し、二国間貿易を促進し、第三者を加えた協力も展開し、北極航路の開発などのプロジェクトでの協力のチャンスを検討、「氷上シルクロード」を共に建設し、ユーラシア大陸の相互接続を促進していく必要がある。
ニーニスト大統領は次のように述べた。フィンランドと中国の関係は急速な発展を遂げている。習近平主席が提唱した「一帯一路」共同建設の構想は非常に重要なものだ。フィンランドは、同構想が欧州連合(EU)とよりよく連携し、ユーラシア大陸の相互接続を促進するよう積極的な役割を果たすことを望んでいる。
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