7日、陝西省稀少野生動物救護飼育研究センター内で竹の子を頬張るパンダの「七仔」。(新華社記者/張博文)
初秋の午後の温かな陽気のもと、ジャイアントパンダの「七仔(チーザイ)」は草地の上でむしゃむしゃと竹の子を頬張っていた。これは9歳になる「七仔」の日常生活のワンシーンだ。健やかに育ったまんまる頭の「七仔」は、人間でいうならまさに元気いっぱいの「若者」の年齢に相当する。中国の「国宝」であるジャイアントパンダの中でも特に珍しい古い亜種の秦嶺パンダに属する。しかも「七仔」は普通のパンダのような白黒ではなく、まるでインク切れになってしまったかのように、本来黒いはずの部分が茶色くなっている。陝西省ジャイアントパンダ繁殖センター獣病院の馬清義院長は、「これまで茶色いパンダが発見された場所はいずれも秦嶺だった。茶色いパンダは非常に稀少なことから『宝の中の宝』と言われている」と紹介した。