22日、巴爾魯克山の奥にある夏の牧場で放牧する裕民県ジイェク鎮の牧畜民。
【新華社裕民6月28日】中国新疆ウイグル自治区イリ・カザフ自治州タルバガダイ地区裕民(チャガントカイ)県の巴爾魯克(バルルク)山は西の国境に位置する。山の北側は起伏が大きく、降水量が多いことから、草原には植物が青々と生い茂り、夏は牧場として最適の場所だ。裕民県に住む牧畜民は毎年6月中下旬になると相次いでここに移ってきて9月まで生活する。牧畜民にとって巴爾魯克山と谷の間に広がる牧草地は、生きるために自然が与えてくれた贈り物。同県はここ数年、牧草地と牧畜業の調和制度を実施し、牧畜の期間制限や禁止などの保護措置で現地の生態環境を守ってきた。同時に、牧畜地域のインフラ建設への投資を拡大、道路を改造し、エコ観光を発展させ、牧畜民の生産、生活条件を改善した。(新華社記者/胡虎虎)