全長600キロ余りの海南環状高速道路の工事現場(1999年10月全線開通)で作業する作業員。(資料写真)
中国海南省では4月、木綿花が開花し、ブーゲンビリアが一斉に咲き誇る。南中国海の海辺を無数の船舶が航行し、改革開放の波のうねりはとどまることを知らない。中国最大の経済特区である海南経済特区は30年前、情勢に合わせ誕生した。30年の間、海南省は試行を重ね、改革開放のため歴史に残る数多くの探索の痕跡を刻んだ。広い大海原を帆船は流されることなくまっすぐ進み、春潮が湧く。新たな歴史のスタート地点に立ち「而立」の海南特区は再出発し、困難や障害を乗り越えて突き進み、全力を尽くし誰よりも先に成功をおさめる。