15日、陵水駅付近の海辺を走る高速列車。
【新華社海口3月31日】島をぐるりと一周する世界初の環状高速鉄道、中国海南省の環島高速鉄道は、観光路線を主軸とし、海南島のほぼすべての観光地や主要都市をつないでいる。同鉄道の全長は653キロで、2015年12月30日に全線開通を果たしており、2017年の旅客輸送量は延べ2500万人に達した。同高速鉄道は、海水による浸食防止、高温・多湿対策、風・腐食・海霧対策及び雷・地震対策といった面で技術的難関を突破した。また、中国が熱帯地域で高速鉄道を建設・運営するための貴重な経験を積み、海南省を世界一流のリゾートアイランドとするための力強いサポートも行っている。(新華社記者/楊冠宇)