【新華社北京10月18日】改革開放以降、中国は急速な発展を保ち、経済総量は世界第2位、製造業の規模は世界の第1位へと飛躍し、世界の発展の歴史における経済の奇跡を実現した。中国経済が急速な発展と構造転換を迎える中、社会も長期的で総体的な安定を保っている。
社会経済が急速に構造転換する国家として、中国共産党が指導する中国は、発展と安定の協調・相互作用をどのように実現してきたのか。
大きなケーキを作り、発展は揺るぎない理屈
中国共産党は終始「執政興国(政権を運営し国を興す)」を最も重要な任務とし、経済の持続的で健全な発展を絶えず推進し、国家の繁栄・富強、人民の幸福・健康、社会の調和・安定の物質的基盤を確実に築いてきた。
過去5年間、中国は世界経済の低迷の圧力に直面しながらも、依然として10兆米ドルを超える経済規模によって、中・高速の成長を実現した。世界経済への平均貢献率は30%程度に達し、米国、ユーロ圏、日本による貢献率の合計を上回った。
中国共産党は時機を判断し情勢を推し量り、新しい発展理念によって中国経済の構造転換・高度化を推進し、新常態(ニューノーマル)のけん引の下で、供給側構造制改革を深化させ、未来の発展のために構成と配置を行っている。
ケーキをきちんと分けるためには民生が鍵
急速な工業化は一部の発展途上国の社会構造の分化と利益衝突の激化をもたらした。ある専門家は、経済の発展が必ずしても社会の安定をもたらすわけではなく、肝心なのは、発展の成果を社会の多数の人々と共有できるか否かだということにある、と指摘している。
公平と正義は、中国の特色ある社会主義の内在的な要求である。経済の発展に際し、中国共産党は「人民全体の共同富裕という目標に向かって絶えず前進し」、「社会の公平と正義の促進を核心的価値として追求する」ことを行ってきている。
最新データは、中国共産党が人民の要望に応じて達成した巨大な成果を示している。2013年~2016年、中国国民の可処分所得の年平均増加率は実質で7.4%で、都市部の雇用の新規増加は4年連続で1300万人以上を維持し、農村部の貧困人口の年平均で約1400万人も減少している。
一つの強力な与党
多くの研究は、経済の発展と社会の安定には強い正相関関係が存在し、両者が協調し、相互作用を図る鍵となる要素とは、強力で広範な代表性を備えた政権運営集団が存在しなければならないということを示している。
アナリストは、欧米の一部の国家に「ティーパーティ運動」、「ウォール街占拠運動」、「ロンドン占拠運動」などの社会不安現象が現れた主な原因は、選挙政治の下、西側諸国の与党は、党派としての利益、または少数の利益団体としての利益の制限を受け、社会利益の協調を図る際、公平・公正を実現することができない点にあると指摘している。
これに対し中国は、経済の急速な発展が社会の構造転換をもたらし、社会構造と利益訴求が多元化している。中国共産党は、「最も広範な人民の根本的利益を代表する」という位置づけにより、各関係側の利益をより有効に協調させ、社会を団結させる「最大公約数」を見出したのである。
米国の著名な学者、パスカーレ・パスキーノ氏はかつて、「政治の理想から政治の運営と実践に至るまで、中国共産党は中国の異なる社会階級と社会層の利益を受け止め、これに向けて努力する遠大な抱負を示している。」と、コメントした。
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