5月23日に撮影したアモイの風景
新華網北京5月31日(新華社評論員)「一帯一路(シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード)」国際協力サミットフォーラムの盛況ぶりがまだ目の前のことのようだが、2017年における中国のホーム・グラウンド外交のもう一つの祭典――アモイで行われる第9回BRICS首脳会議を迎えるまであと100日となった。雁栖湖の湖畔から鹭江の浜辺まで、平和・発展と協力・ウィンウィンの時代の流れが力強く前進しつつある。「BRICSパートナーシップを深化し、より明るい未来を開く」のテーマをめぐり、BRICS諸国は協力・共通認識を凝縮し、協力の青写真を計画し、BRICS諸国の協力が新たな段階へまい進するよう推進して、世界の発展に新たな貢献を行っていく。
10年間苦難を共にしてきたBRICS諸国は一歩一歩着実に歩み、重要な影響力を持つ国際メカニズムへと発展し、新興市場国や発展途上国に良好な協力の模範を確立した。その積み重ねの成果は、新興市場国・発展途上国グループによる奮い立ちの歴史の大勢を反映し、BRICS諸国に開拓・協力して、手を携えて前進するための揺るぎない信念を与えた。
まさに習主席が述べたように、パートナーの意義とその価値とは、順境(物事が順調 に運ぶこと)の中で共に偉大な事業を行うだけでなく、さらには逆境の際にも手を携えて前進していくことにある。BRICS諸国の協力が2回目の10年を迎えるにあたり、世界に課題が頻繁に生じ、経済のグローバル化のプロセスに曲折が生じている背景のもとで、いかに団結・協力して困難な時局を乗切っていくか。そして、改革と革新により発展の内生的な原動力をいかに奮い立たせ、世界経済の成長促進、グローバルガバナンスの改善のためにより大きく貢献していくか。これはBRICS諸国が共に直面する時代の課題であり、未来共創の意味を含んだ時代のチャンスでもある。
新たな「黄金の10年」の打ち立てにおいてグローバルガバナンスを強化し、課題に共同で対処することは、前進の方向であり、実務的協力を深め、互恵・ウィンウィンを実現することは、内在的な原動力だ。また、メカニズムの構築を強化し、協力の場を改善することは、根本的な保障だと言える。
秋を迎える9月に、色とりどりの帆がいっぱいに張られたBRICSの巨船がアモイを出発し、新たな発展の航程へと進んでいく。協力の長風に乗り、発展の帆を揚げて、BRICS諸国はきっとより広々とした水域に到着することができ、人類の平和と発展の事業のために一層明るい未来を切り開くだろう。
(新華社より)
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