新華網北京4月6日(記者/韓梁)米国産ロブスターが中国で人気。
早朝に米国メイン州クランベリー島の漁民が捕獲用の網を仕掛け、ハサミを振り上げたロブスターを捕獲した。その翌日夜に中国東北部の家庭の食卓では、ニンニクで炒めた肉厚のロブスターの香りが漂い、人々の食欲をそそる。
160年余り前からメイン州でのエビ捕獲業は何度も活況を呈し、何度も衰退してきた。産業のモデル転換の荒波の中で低迷し、供給が需要を上回る競争の中で危機に陥りかけたが、中国のグルメたちの人気を得て全面的に復興した。
1972年、中米関係が正常化した当初、二国間貿易額はわずか1,288万ドルだった。1979年は中国人が最も直観的に認識する米国商品は炭酸飲料のコカコーラだった。わずか数十年間に、中米の二国間貿易額は200倍余りに増加した。中国は米国最大の貿易相手国で、3番目の輸出市場に成長した。米国も、中国の第二の貿易パートナーで、最大の輸出市場になっている。
膨大な購買層と多元的な消費ニーズがまさに中国を米国の重要な商品市場にさせた。ロブスター産業は則ち中米の経済貿易分野の後から現れた「新鋭」だ。統計データによると、2016年に米国が中国に輸出するロブスターの総金額は1億ドルを超え、総量が635万キロを上回り、両者ともに過去最多を更新したという。世界貿易の低迷が続く現状のもと、米中貿易がそれに逆行して上昇し、ロブスター産業が好調な実績を収めていることは、両国の経済貿易協力の活力と潜在力をまさに証明していると言える。