中国の王毅外交部長は１１月１２日、ウズベキスタンの首都タシケントで、同国のカミロフ外相と会談した。
新華網北京12月6日（記者/張偉）外交部の王毅部長は3日、北京で2016年は中国外交が難題を攻略して開拓する重要な一年だったと言えると述べた。
王毅部長は中国国際問題研究院、中国国際問題研究基金会が主催する2016年国際情勢及び中国外交政策シンポジウムの開幕式に出席し、講演した際に、上記のように表明した。
王毅部長は、複雑で変化の激しい国際情勢に直面して、習近平同志を核心とする党中央政府の強い指導のもとで、我々は難関を攻略して困難を克服し、開拓と進取の精神で、世界情勢が不安定な中で中国が発展するための良好な外部環境を適切に擁護するだけでなく、国際システムの変化において、中国の地位の影響力と制度としての権利を全面的に引き上げたと述べた。
王毅外交部長はさらに、次のように指摘した。2016年の中国外交はより自発的で、より進取の気風に溢れ、より自信に満ち、より成熟していた。中国の特色ある大国外交を全方位的に推進して、中国人に誇りを抱かせ、各国の人々に感心させる一連の重要な成果を取得した。
第一に、果敢に責任を果たし、グローバルガバナンスシステムの変革をリードする。２０カ国グループ（G20）杭州サミットの開催に成功し、世界経済とグローバルガバナンスの前進方向を導く。アジア太平洋経済協力会議（APEC）リマ会議を推進し、アジア太平洋自由貿易試験区の建設の過程に新しいエネルギーを注入した。気候変動対策で大国の責任感を明確に示した。
第二に、機会を捉え、周辺の安定と協力の大局を守り抜く。中国・アフリカ関係は順調に回復し、南中国海問題は対話と協議による解決に向けて正しい軌道に戻った。周辺の重要な隣国との交流と協力を強化し、周辺環境及び地域情勢の安定を擁護するために尽力する。
第三に主導的に計画を練り 主要諸国との安定した関係を保つ。米国総選挙の年に中米関係が引き続き正しい軌道に沿って、健全且つ安定的に前進することを確保する。中ロの全面的戦略協力パートナーシップをより高いレベルへまい進させる。対欧外交の「中東欧協奏曲」を奏でる。BRICS加盟国との協力への自信を堅固なものとする。
第五に積極的な連結により、「一帯一路（シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード）」の共同構築が新たな突破を獲得した。すでに100余り国と国際組織が積極的に支持し、参与するという態度を表しており、中国は40カ国・国際機関と「一帯一路」の共同構築に関する協力協定を締結した。
第六に理詰めで押し通し、南中国海の主権と権益を揺るぎなく守る。フィリピン前政権が挑発したいわゆる南海仲裁案の裁決に対し断固として反撃する。中国側の正当な立場は、120ほどの国と240余りの異なる国の政党の理解と支持を得ている。
第七に心を国内に留め、サービス改革・開放の新たな取り組みを打ち出す。前後して寧夏回族自治区、広西チワン族自治区、陝西省、四川省で4回の世界的なプロモーション活動を実施した。
第八に開拓・革新し、中国の外交理論体系を改善する。２０カ国・地域グループ（G20）杭州サミットで、習近平主席はグローバル経済ガバナンス観とガバナンスの構造について系統的に述べ、グローバル経済ガバナンス体系の改革を推進するために「中国のロードマップ」を描き出した。
王毅外交部長は次のように強調した。2017年は中国の発展のプロセスにおける重要な一年で、我々は中国共産党第19回全国代表大会（「19大」）、「第13次五カ年」規画の全面的に深く推進する段階に入るのを迎える。我々は習近平同志を中核とする党中央の指導のもと、サービス意識を強化し、戦略的計画を拡大し、全力投球して実行を徹底させ、主導的で有利な戦略態勢を固め、互恵協力の国際空間を開拓し、党の19大の勝利ある開催と小康社会の全面的完成のために力強い支えを与え、世界平和と事業発展のために、より大きく貢献していく。
（新華社より）
関連記事：
