新華網プノンペン10月13日( 新華社記者/薛磊 張艶芳) 中国の習近平国家主席によるまもなくのカンボジア公式訪問を前に、カンボジアのフン・セン首相は首都プノンペンで中国メディアの書面による合同取材に応じた。フン・セン首相は、習主席のカンボジア訪問は、カンボジア・中国両国の伝統的な友誼をより密接で強固なものにし、カンボジア・中国の全面的戦略パートナーシップをより高いレベルに引き上げるだろうと表明している。
フン・セン首相は次のように表明した。この数年間、カンボジア・中国の上層部の往来が緊密で、相互訪問が頻繁であることは、両国の緊密且つ良好な協力関係を体現している。双方は両国関係の友好的な往来の勢いを引き続き保つと同時に国連、ASEAN、アジア欧州会合(ASEM)、瀾滄江-メコン川メカニズムなどの枠組みにおける多国間協力を強化し、強固にしていく。現在、カンボジアと中国は共に経済発展、地域安全、テロリズム、気候変動などの多分野に及ぶ国際と当地域による多様な課題に直面している。カンボジア・中国の両国は協力を強化して共に関心を寄せる問題を解決すべきで、最終的には互恵・ウィンウィンを実現させ、当地域と世界の平和維持、安定、繁栄のために貢献していく。
今年は「一帯一路(シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード)」構想の提起から3周年を迎える。3年間に、カンボジア・中国両国は「一帯一路」構築の推進や両国の発展戦略の連結促進の面で実り多い成果を上げた。フン・セン首相は、これらの提案は国家間の相互接続を強化し、沿線諸国のインフラ建設を率先して推し進め、貿易、金融などの分野の融合を深め、異なる文化、文明間の共同繁栄を促進することを目的としており、カンボジアは全力で支援するとの見方を示した。
フン・セン首相は更に、習主席のカンボジア訪問中、両国が一連の二国間協力文書を締結し、両国の各分野の協力を更に深めることは、カンボジア・中国の全面的戦略パートナーシップを一層引き上げ、発展し、強化し、人民に幸福をもたらすだろうと伝えている。
フン・セン首相は次のように表明した。中国は現在、調和が取れて、進歩して、繁栄して隆盛に向かうという発展段階に入っており、世界各国と発展の経験を共有していて、地域と世界の平和・安定の維持のために重要な貢献を行っている。習主席の今回の訪問は、カンボジアと中国の伝統的な友誼をより安定・強固にさせる見通しで、カンボジア・中国の両国は引き続き相手の核心的利益に関わり、そして重大な関心を寄せる問題において互いに支援し合っていく。
(新華社より)
関連記事:
外交部、習近平主席のカンボジア、バングラデシュへの公式訪問並びにインド・ゴアで開かれる第8回BRICS首脳会合の出席について国内外メディア向けブリーフィングを開催
習近平主席がカンボジア、バングラデシュを公式訪問し、インドのゴアで開かれる第八回BRICS首脳会議に出席