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中国版の『寄生獣』、単純でグロくない?
jp.xinhuanet.com | 発表時間 2016-09-06 14:12:56 | チャイナネット | 編集: 谢艳

   日本映画『寄生獣』が2日、中国大陸部のスクリーンに進出した。本作は2014年と2015年に前編・後編(計226分)に分け日本で上映された。中国版は前編と後編を合わせ、125分になった。寄生獣の興行収入は4日間で2700万元以上に達した。新京報の記者は配給会社の安楽影業の張晗総経理の独占インタビューを行い、カットについて説明を求めた。

   なぜ導入を決めたか

   映画『寄生獣』は、日本の漫画家・岩明均の同名SF漫画を原作とする。漫画は1996年に日本のSF大賞「星雲賞」を受賞。2013年までの発行部数は1100万部。映画製作会社数十社が2005年より映画化の権利を争ってきたが、最終的に東宝が権利を手にした。

   山崎貴監督は日本の有名なアニメーション企業「白組」所属で、2013年の話題作『永遠の0』の空戦を見れば白組の実力が分かる。山崎監督は、本作の3DCG技術に満足できず、多くのシーンで日本のゲーム制作の最新技術を採用したと話した。また同技術は現在はまだ「試験」段階にあり、極秘裏に撮影されたという。本作の出演陣も豪華だ。主演の染谷将太はチェン・カイコー監督の新作『妖猫伝』を撮影中と伝えられた。橋本愛、深津絵里、浅野忠信などのスターも卓越した演技を披露。

   前編・後編を一つに、中国の習慣に合わせる

   中国で上映できる海外映画は数が決まっており、前編と後編に分けるのは難しい。また2時間ほどの長さの方が、中国人の習慣に合っている。張氏によると、作品の主線と伏線が複雑であることから、日本の東宝が原作者と調整を行った。典型的な日本のオカルトSF映画であるため、日本版『寄生獣』はPG12指定された。張氏は中国版でどこまで表現できるかについて「人を食べたり殺したりといったグロテスクなシーンをカットするなど、具体的な修正意見を出した。また審査に出す際に関連部門から意見を聞き、東宝に伝えた。全過程が、3者による意思疎通の結果と言える」と説明した。

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新華網日本語

中国版の『寄生獣』、単純でグロくない?

新華網日本語 2016-09-06 14:12:56

   日本映画『寄生獣』が2日、中国大陸部のスクリーンに進出した。本作は2014年と2015年に前編・後編(計226分)に分け日本で上映された。中国版は前編と後編を合わせ、125分になった。寄生獣の興行収入は4日間で2700万元以上に達した。新京報の記者は配給会社の安楽影業の張晗総経理の独占インタビューを行い、カットについて説明を求めた。

   なぜ導入を決めたか

   映画『寄生獣』は、日本の漫画家・岩明均の同名SF漫画を原作とする。漫画は1996年に日本のSF大賞「星雲賞」を受賞。2013年までの発行部数は1100万部。映画製作会社数十社が2005年より映画化の権利を争ってきたが、最終的に東宝が権利を手にした。

   山崎貴監督は日本の有名なアニメーション企業「白組」所属で、2013年の話題作『永遠の0』の空戦を見れば白組の実力が分かる。山崎監督は、本作の3DCG技術に満足できず、多くのシーンで日本のゲーム制作の最新技術を採用したと話した。また同技術は現在はまだ「試験」段階にあり、極秘裏に撮影されたという。本作の出演陣も豪華だ。主演の染谷将太はチェン・カイコー監督の新作『妖猫伝』を撮影中と伝えられた。橋本愛、深津絵里、浅野忠信などのスターも卓越した演技を披露。

   前編・後編を一つに、中国の習慣に合わせる

   中国で上映できる海外映画は数が決まっており、前編と後編に分けるのは難しい。また2時間ほどの長さの方が、中国人の習慣に合っている。張氏によると、作品の主線と伏線が複雑であることから、日本の東宝が原作者と調整を行った。典型的な日本のオカルトSF映画であるため、日本版『寄生獣』はPG12指定された。張氏は中国版でどこまで表現できるかについて「人を食べたり殺したりといったグロテスクなシーンをカットするなど、具体的な修正意見を出した。また審査に出す際に関連部門から意見を聞き、東宝に伝えた。全過程が、3者による意思疎通の結果と言える」と説明した。

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