初秋を迎えたとはいえ、八月の午後はやはり灼熱だ。
40度近い暑さのミサイル発射実装訓練場において、とつぜんの大雨が降った。「通常ミサイル軍第一旅団」の戦士たちの模擬訓練は降雨の中で行われた。
大雨の中、ミサイル発射車両が大きな音を立てている。戦士数名が列を作って待つ。瞳を凝らしてみると、その颯爽たる勇姿は青一色の女子兵隊だった。
2011年末、通常ミサイル軍第一旅団が「女子ミサイル発射連隊」を成立させた。同連隊はこの数年、全軍およびミサイル軍の重要な訓練や演習を何度も行い、3種類のミサイル10本余りの打ち上げを成功させてきた。
特殊な使命を帯びたミサイル軍は神秘的な雰囲気を持つ。「女子ミサイル発射連隊」は神秘中の神秘といえる。とはいえ、実際に同連隊を取材した感想は、意外なほどに親密な感じだった。一旦訓練場を離れれば、平均年齢わずか24歳のミサイル兵士は、普通の女の子と変わらずおしゃべり好きでよく笑い、歌を歌う、明るく楽観的であどけない子たちだった。
しかし訓練場に入った彼女たちは、予想以上の堅強さを見せる。蘆自舒氏は女子ミサイル発射連隊の指導を初めてまだ半月の指導員だ。同連隊の初めての男性指導員でもある。彼によると、女子兵は細やかで学問水準も高く、芯も強いので訓練や任務において男子兵にひけを取らないと話す。
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