アフガニスタンの首都カブールで23日午後、爆発テロが発生し、少なくとも61人が死亡、200人余りが負傷しました。事件後、過激派組織「イスラム国(IS)」がこの事件についての犯行声明を出しています。 現在、一部負傷者は近くの病院に運ばれ治療を受けていますが、重傷者が多いため、死傷者数はさらに増える可能性があるということです。
爆発発生時、少数派のイスラム教シーア派を信仰するハザラ人数千人が、送電線の敷設路線変更を求めるためのデモ行進を行っていました。
ISはここ数年アフガニスタン領内で頻繁な活動を行なっていましたが、今回のような特に一般人をターゲットとする大規模な襲撃事件はあまり見られていませんでした。
この事件を受け、国連のパン・ギムン事務総長は23日、声明を発表し、カブールにおけるテロに対する非難を表明すると共に、アフガンの政府と国民への支持を表しました。
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