新華社記者 龐興雷 撮
李克強総理は現地時間の15日午後、ウランバートルでロシアのメドベージェフ首相と会談しました。
李総理はこの中で「中露の経済貿易協力の相互補完性は大きく、前途は明るい」とし、更に「双方は一層自信を強め、双方向の投資拡大や、貿易構造の改善、金融サービスの整備を行う。リスク分散と互恵ウィンウィンの原則を基に従来のエネルギー協力を強固かつ拡大し、安定したエネルギーの上・中・下流一体化の協力モデルを構築して、確実に双方の貿易規模を拡大していく。生産能力における協力と三者協力を検討し、一層高いレベルの互恵ウィンウィンの関係を築いていく」との考えを示しました。
これに対して、メドベージェフ首相は「両国の政治的相互信頼は未曾有のものだ。ハイレベル往来も頻繁で、両国の経済と人文協力においても密接に意見を交わし、両国の全面的かつ戦略的協力パートナー関係が高いレベルにあることを表した」としました。その上で、「中国はロシアの最大の貿易パートナーである。ロシアは中国とユーラシア経済連合及び『一帯一路』とリンクして、パイププロジェクト協力を強化し、核エネルギー分野の第三者市場での協力を通して、露中協力が新たな進展を遂げるよう進めていく」と述べました。
李総理が南海仲裁案における中国の原則的立場を紹介したのに対して、メドベージェフ首相は「ロシアは中国の原則的立場を支持する。当事国同士の友好的な話し合いを通じて、南海における係争を解決することを支持し、域外勢力の干渉や南海問題の国際化に反対する」との姿勢を示しました。
関連記事: