新華網北京7月14日 （記者/侯麗軍）国務院の李克強総理は13日の午前、人民大会堂で欧州委員会のユンケル委員長と共に第11回中国・EU工商サミットに出席し、講演を行った。
李総理は、中国は一貫して戦略の高さと長期的な視点からEUとの関係に対応し、欧州一体化のプロセスを揺るぎなく支持する。中欧の協力強化は双方の共通利益に合致し、世界の平和と発展にも有利だと表明した。
李総理は更に、中国側は欧州側と共に、平和で安定した環境を共同で作り出し、交渉を通じて平和的に紛争を解決するよう提唱し、建設的な方法で食い違いを処理し、世界の平和と発展を守るために積極的に貢献していきたいと表明した。
李総理は当面の中国経済の情勢について紹介し、次のように指摘した。当面の中国経済の運行は安定の中で進歩し、良いところがあった。国際国内のさまざまな複雑な要素や困難な課題に直面し、我々は引き続きマクロ経済政策を安定させ、改革開放と革新的な駆動に頼り、中国経済の靭性が強く、回旋の余地が広いといった優位性を発揮させ、新しい経済を発展させ、新駆動力を育成して、伝統的な経済エンジンを改造・向上させていく。我々は2016年の経済社会発展の主要な任務を完遂させる能力を持ち、これもEU（欧州連合）を含む各国の企業により多くのビジネスチャンスをもたらすだろう。
ユンケル委員長は次のように表明した。EUと中国は外交関係を樹立して40数年にわたり、双方の関係が大きな成果を獲得し、それぞれの経済成長を促進し、双方の人民に幸福をもたらしてきた。現在欧中はいずれも経済構造のモデル転換と調整を推進しており、協力の空間が莫大だといえる。欧州側は中国側とパートナーシップを強化し、発展戦略を着実に連結させ、相互接続のプラットフォームをしっかりと用いて、革新的な協力を推進し、ＥＵと中国の投資協定（BIT）の交渉プロセスを加速していきたい。
同日の午前、李総理とユンケル委員長は中欧都市化パートナーシップ提携の調印式に共に出席し、双方の協力文書12件の調印に共同で立ち会った。
（新華社より）
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