千年の歴史を持つ古い村落である福建省周寧県礼門郷陳峭村は山々が連なる切り立った断崖に位置する。改革開放以来、同村の村民は次々と村を出て上海でビジネスを立ち上げたり、鉄鋼貿易や不動産業に従事することで貧困から抜け出し富を得た。しかし1000人余りの村に残された老いも若きも30人の余りの妻が留守を守っているのだが、村道も家も徐々に古くなってきている。村人たちは深い郷愁がこみ上げている。2009年から上海にいる村人たちが自分たちで合計5千万元(約8億6千万円)余りを調達し、この村に国家3A級の景勝地を建設し、無料で一般開放している。中国新聞網が伝えた。