▽安全性:アップルサーバーにカード番号は記憶されず
アップルペイは中国では中国銀聯およびアップル社が共同でうち出しており、銀聯の最新の「クラウドフラッシュペイ」システムに基づく。昨年12月12日、銀聯は商業銀行20行とともに北京で同システムを発表。これは非接触型決済技術を中核とした銀聯のモバイル決済の新ブランドで、NFC、HCE、TSM、Tokenをはじめとした決済の各種イノベーション技術を応用したものだ。
アップルペイでクレジットカードやデビットカードを登録する際には、実際のカード番号を端末に記憶させる必要がなく、アップルのサーバーに記憶させる必要もない。システムが各端末に各取引に唯一のアカウントを割り当て、暗号化されたアカウントがセキュリティの高い方法で端末のセキュリティチップに記憶される。
アップルペイを利用する際、アップルの機器に実際のカード番号は表示されず、新たに割り当てられたバーチャルカード(端末のアカウント番号)のカード番号の下4けたが表示されると同時に、各取引に割り当てられた動的安全コードを通じて決済処理が行われる。アップルと店舗が顧客のクレジットカードやデビットカードの実際のカード番号を共有することもなければ、決済時にこうした情報をやりとりすることもない。
(人民網日本語版)
関連記事:
1月の金融統計発表 中国の経済活動に3つのポジティブなシグナル