【新華社北京12月23日】国務院の李克強総理は22日の午後、人民大会堂で中国を公式訪問中のイラクのアバディ首相と会談した。
アバディ首相はまず深センの工業団地の土砂崩れ事故による死傷者及び財産の損失に対してお見舞いの意を表した。
李克強総理はアバディ首相からのお見舞いに感謝し、中国政府は現在全力を傾けて事に当たり、救急隊員を組織して作業を行っており、死傷者を減らすよう最大限の努力を尽くしていると表明した。
李克強総理は次のように表明した。イラクは西アジア・北アフリカ地域における中国の重要な協力パートナーだ。中国側は中国・イラク関係の発展をきわめて重視し、イラクの国家主権や独立、領土保全の維持を支援し、イラク政府が国内政治の和解と経済復興の推進、国内の安定維持のために行ってきた努力を支持することを堅持する。中国側はイラク側と共に政治的相互信頼を更に深め、各分野の協力を着実に推し進め、人的・文化的交流を増進させ、中国・イラクの戦略的パートナーシップの内包を充実させて、両国の各分野での協力がより豊かな成果が得られるよう推進していきたい。
アバディ首相は次のように表明した。イラクと中国の友好往来の歴史はとても長い。イラクは中国側が長期にわたりイラクの経済発展と社会安定のために与えてくれた支援に感謝する。当面イラクは経済復興や民生の改善という差し迫った任務に直面している。両国がインフラ建設、石油、電力、通信などの分野における長期的な互恵協力を強化し、二国間の友好的な協力関係を一層開拓できるよう望んでいる。中国企業がイラクに対する上述の分野での投資協力を拡大してくれるのを期待する。
双方はまた共に関心を寄せる国際と地域の問題についても意見を交わした。アバディ首相は中国側が中東地域の平和、安定を促進する中で発揮してきた積極的・建設的役割を賞賛した。
(新華網日本語)
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