【新華社北京12月1日】中国青年網の報道によると、ある国際研究チームが26日、近隣星系の中心でブラックホールが太陽の大きさの恒星を吸い込み、ブラックホールに落ちていく残骸が光速度近くのスピードで外へ噴出された過程を初めて観測したことを明らかにしたという。
研究を担当するジョンズ・ホプキンス大学のファン・ベルゼン氏は記者に次のように説明した。ブラックホールが恒星を吸い込む瞬間を見たのは今回が初めてではなく、ブラックホールがX線を放射し、又は電波ジェットを噴出するのを見たのもこれが初めてではない。「しかし、我々は今回初めて恒星が破壊され、その後に電波ジェットを噴出する完全な過程をはっきりと観測しましたのだ」。
天文学者はブラックホールが大量の物質を吸い込むとき、例えば今回のように恒星を飲み込んで粉々にする瞬間に、高速プラズマ流がブラックホール周辺から溢れ出し、噴出されると予測していた。ファン・ベルゼン氏は彼らの研究でこの理論の正確性が立証されたと語った。
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