フランスのシャルル・ド・モー監督がメガホンを執り、中国の女優范氷氷(ファン・ビンビン)、フランスの俳優メルヴィル・プポーが出演する中仏合作映画「Woman in Picture Frames」(中国語名は「画框里的女人」)が、このほど新疆ウイグル自治区でクランクアップした。上映は2016年を予定。制作者サイドは昨日、乾隆帝の皇后であるウラナラ氏を演じた范氷氷の写真を公開した。ウラナラ氏は悲しげな顔を涙で濡らし、キャラクターの運命に悲劇的な色合いを添えている。京華時報が伝えた。
シャルル・ド・モー監督は5年前、偶然ある博物館でウラナラ氏の肖像画に引きつけられ、東洋文化の研究に魅了されるようになった。本作のストーリーの主軸は、フランスの宣教師で画家のJean Denis Attiretが中国の皇后の肖像画を描くという内容で、乾隆年間の宮廷の出来事を物語る。
范氷氷は、「本作はこれまでの時代劇映画とは異なり、宮廷内の諍いや華やかな衣装にこだわらない。本作のストーリーと衣装には西洋人独特の視点と感覚が込められている。中国と西洋のぶつかり合いが、違った火花を散らすはず」と述べた。