【新華社北京11月11日】王毅外交部長は10日、フィリピンのデルロサリオ外相とマニラで会談した。
王毅外交部長は次のように語った。昨日、中国は習近平主席がアキノ大統領の招きに応じアジア太平洋経済協力会議（APEC）首脳会議に出席することを正式に発表した。目下、中比関係が困難な状況に直面している中、習主席がフィリピンに赴き、APEC会議に出席することを決定したのは、中国がAPECのプロセスに対する重視と支持を表すとともに、フィリピンが主催国として主催する会議に対する中国側の重視と支持も示している。前回のAPEC主催国、そしてフィリピンの近隣国として、中国側はフィリピン及び他のメンバーと共に努力し、APECの関係議題とアジア太平洋の経済貿易協力に焦点を当て、会議が成功に行うことを確保することを願っている。
デルロサリオ外相は、次のように表明した。習近平主席が招きに応じてフィリピンに来てAPEC会議に参加することに感謝し、また、フィリピン側は習主席の訪問を心待ちにしている。昨年、アキノ大統領が北京でＡＰＥＣ会議に出席した間に中国側からあたたかいもてなしを受けた。フィリピンは約束を守り、主催者として全力を尽くし、習主席の会期中の安全、成功、くつろぎと豊かな成果を確保する。フィリピン側は、中国側がフィリピン側の会議主催に与えた支持と協力に感謝し、協力関連のテーマに焦点を当て、積極的に世論を牽引し、会議の成功を確保する。
王毅外交部長は次のように語った。中国は終始、善隣友好政策を守り、フィリピンとの間で健全で安定した二国間関係を発展させたい。周知の原因で、両国関係は国交樹立40年来最も落ち込んでいる状況に陥っている。これは中国が望まぬものであり、両国国民の利益にも合致しない。中国は対話と交渉を通じて、海上問題を含む両国関係の正常な発展に影響を及ぼすすべての要素を検討し、解決してゆきたい。中国の対話の扉は終始開いており、両国間の対話も尽き果てているということはない。双方は、頻繁な対話を行い、意見の食い違いを調整すると同時に、問題解決の方法を探すことに力を傾けたい。そのためにも、双方は、向き合って歩むべきであり、反対の方向へ向かっていくべきではない。双方が充分な誠意を示せば、必ず問題解決の方法を見つけることができると信じている。私たちはその自信があり、辛抱強さもある。（翻訳・編集/薛天依）
（新華網日本語）
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