このほど、中国基美影業(Fundamental Films)が「マーベル コミックの父」スタン・リー氏と協力し「中国初の女性のスーパーヒーロー映画」を制作することを正式に発表した。その名は「虎影侠」(Realm of the Tiger)で、国際女優の李氷氷が主役を演じ、女性初のクリエイティブプロデューサーを担当する。これで世界の「スーパーヒーロー」映画史上初の中国人女優主演のヒーローが誕生する。
スーパーヒーローはファンタジーの中のヒーローで、初期は米国や日本の漫画で多く作られ、その後、戦いの場は映画に移った。映画ではスーパーマン、バットマン、スパイダーマン、アイアンマンなどのように、スーパーヒーローは普通の人を超越した特殊能力を備え、勇敢に立ち向かい、尋常ではない偉業を成し遂げ、全人類を守るため悪の勢力と戦うことをミッションとしている。
東西文化の違いにより、中国人はスーパーヒーローのコンセプトに対しての理解は西洋人とは違う。プロデューザーの高敬東氏はこれに対し「今回のスタン リー氏の『虎影侠』は世界に適合する中国の女性スーパーヒーローを作り出す必要があった。我々は中国人のヒーローに対する理解を西洋人の『スーパーヒーロー』産業化のコンセプトに融合させなければならない。我々は李氷氷を『虎影侠』の主演に招いたのは色んな角度からの条件で東洋の女性戦士の文化的特徴を備えているからだ。彼女が前に出演した『トランスフォーマー4』、『バイオハザード5』は全て西洋の観客から認められている」と話す。
「マーベル コミックの父」としてのスタン リー氏はかつてスパイダーマン、超人ハルク、アイアンマン、マイティソー、X-メンなどを手掛け世界的に有名なスーパーヒーローを作り出した。
今回、中国基美影業と協力し国際的な大作「虎影侠」を制作することは彼にとって初の女性スーパーヒーローへの挑戦だ。これまでのスーパーガール、キャットウーマン、ブラックウィドウなどハリウッドで有名な女性ヒーローに対し、スタン リー氏は今回の制作に対し非常に興奮しており、「国際的な女性の役を作り出すことは私からすると面白い経験になる。特に中国人初の女性スーパーヒーローを作り出せるのはラッキーで、これは本当にかっこいい!こんな制作経験をしたことがないので、制作プロセスのそれぞれの瞬間を思い切り楽しみたい」と語った。(編集JK)
(人民網日本語版)
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