4. シラウオの踊り食い
シラウオは、半透明で、1-3センチの細長い小魚。中国人が食べるイワシの缶詰の親戚とも言える。日本人はそれを、最も原始的に「生きたまま」食べる。外国人にとっては信じられない食べ方だろう。その食べ方は、水を張った鉢や皿に生きたまま出されたシロウオを網杓子ですくい、酢醤油の入った小鉢に移し、それを吸い物を吸うように、胃の中に流し込むのだ。醤油に生卵を混ぜる人もいる。口に入ると、生きたシラウオが口の中で踊る。