新華社記者 王凯 撮
侵華日軍第731部隊罪証陳列館新館の前で、一人の日本人高齢者がちょうど写真を撮っており、シャッター音の中で、罪証文物や爆破された遺跡などがみな彼のカメラに記録されていた。
この高齢者は相馬一成さんという名で、今年71歳になる。相馬さんと妻の相馬栄子さんは「731」陳列館でボランティアを務めてすでに二ヶ月近くになる。この間に、相馬夫婦は侵華日軍第731部隊の遺跡を見て回り、731部隊の反人類的な暴行に対する認識をより深めたという。
相馬さんは、日本では731部隊を知っている人は少数で、日本が加害国だとは認識されていないと語った。「微力ではありますが、私が今回撮った写真を日本で公開し、より多くの日本人に731部隊の罪を知ってもらいたいです。」と語った。今回の相馬さんは特約カメラマンとして、妻と共に88日間の「731」陳列館のボランティアを務めており、主に文物や遺跡の撮影を担当し、一部の遺跡を保護・修復する情景を記録し、また731部隊の反人類的な罪を示す資料を研究している。