新華社記者 馬平 撮
日本長崎被爆70周年に当たる8月9日、長崎市の平和公園で、平和祈念式典が行われました。
長崎平和宣言で、長崎市の田上富久市長は、国会で審議されている安全保障関連法案について「日本国憲法の平和の理念が、今、揺らいでいるのではないかという不安と懸念が広がっている」と述べました。更に、「若い世帯が引き続き、平和の理念を踏み込んで継承してほしい」と呼びかけました。
また、被爆者である谷口稜曄(たにぐち・すみてる)さん(86歳)が長崎市の被爆者を代表し、「日本政府が推進している安全保障関連法案は戦争に繋がり、われわれ被爆者を含む人々の平和を望む意向に背き、納得することができない」という考えを表明しました。
この式典に参列した安倍晋三首相は、広島の式典では言及しなかった「非核三原則」をあいさつの中に盛り込みました。