中国の習近平国家主席は8日、ロシア・ウファでインドのモディ首相と会見した。新華社記者 張鐸 撮
【新華社ロシア・ウファ7月9日】習近平国家主席は8日、ロシア・ウファでインドのモディ首相と会見した。
習近平主席は、双方の共同の努力の下、我々が達成したコンセンサスが実行されつつあり、両国の立法機関や鉄道、産業パーク、スマートシティなどの分野における協力が着実に推進されていると指摘した。
習近平主席は、アジアインフラ投資銀行(AIIB)やBRICS新開発銀行、バングラデシュ・中国・インド・ミャンマー経済回廊の建設を手を携えて推進し、中国側の「一帯一路(シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード)」の提案とインド側の関連提案との効果的なドッキングを研究討議し、互恵協力と共同発展を実現させねばならないと強調した。
習近平主席は、中印は同じBRICs諸国の揺るぎない支援者と積極的な建設者であり、BRICs諸国のより緊密で、より全面的、より堅固なパートナーシップの構築に共同で取り組み、BRICs諸国が積極的且つ建設的な役割を発揮するよう努力して推進し、世界の平和と発展のためにより大きく貢献してゆくべきだと指摘する。
モディ首相は次のように表明した。この数年、両国の経済貿易協力はさらに拡大し、科学技術、宇宙、インフラなどの分野における協力プロジェクトが絶えず推進されてきた。インドはより多くの中国企業がインドへ赴き投資するのを歓迎する。インド側は中国側と戦略的疎通や調和を強化し、国境問題などの両国間の食い違いを適切に処理できるよう望んでいる。
モディ首相はまた次のように表明した。インド側は中国側とBRICs諸国の枠組みの下での協力を強化するよう望んでおり、BRICS新開発銀行とAIIBの設立が印中の協力深化のためにより多くのチャンスを提供し、インドは上述の銀行の設立や協力プロジェクトに積極的に参与していきたい。
(新華網日本語)
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