北京市東城区地方誌編纂委員会弁公室の丁志平副主任(右)は、記者に自分の研究成果を紹介している。丁志平副主任は北平にいた侵華日軍細菌戦部隊である北支甲第1855部隊を系統的に研究したことがある。(5月14日撮) 新華社記者 羅暁光 撮
中国を侵略した日本軍の細菌戦の「731部隊」は悪評が高い。新華社の記者がこのほど北京で取材した際に、当時の侵華日本軍は北平(北京の旧称)にも細菌戦部隊の「北支甲第1855部隊」を設置していた。これは日本軍が731部隊に続き設置したもう一つの大規模な細菌部隊だ。北支甲第1855部隊は対外的に「防疫給水部隊」と称し、本部を天壇公園の神楽署に置いていた。