式典会場の様子
戦争などで破壊された南京の城壁を中日共同で修復する「南京城壁保存修復協力事業」が20周年を迎え、その記念式典が15日午前、南京で行なわれました。
この事業は、第2次世界大戦終結50周年という節目にあたる1995年、日中友好協会の故平山郁夫前会長が「戦争による心の傷を癒したい」との思いで提唱したもので、1995年から約3年にわたって実施されました。日本から若者を中心に約2万人が参加し、南京市民と一緒にレンガを運んだり、積んだりする作業に取り組みました。また、日本では修復のための募金活動も行なわれ、7000万円を超える寄付金が集められました。