■日本は将来、中国代表チームの最大のライバルとなる
中国女子代表チームの李隼(リー・スン)コーチは、「長い目で見ると、日本は将来中国の最大のライバルとなるだろう」とし、「日本は確実にチームの育成を非常に重視している。日本チームは現在中国チームに学び、国家の予算を使って、青少年の選手を合宿で訓練させている」と語った。
日本卓球協会は「2020年人材育成計画」をスタートさせた。その中には、伊藤美誠、平野美宇、大島祐哉など成長著しい選手が含まれており、日本卓球界の今後数年間の希望を一身に背負っている。日本卓球協会の1年間の経費は3億円、そのうちの1億円を青少年の育成経費に使っている。これらの若手選手たちが十分なトレーニングを受ける機会を確保するには十分な金額だ。
■孔令輝監督の目に留まった2000年代生まれの新鋭選手、平野美宇、伊藤美誠
日本女子卓球界は昨年から世代交代の波が押し寄せ、新人が次々と重用され始めた。今年のドイツ・オープン女子シングルスでは15歳の伊藤美誠が最年少優勝を果たした。女子国家チームの孔令輝監督は、「すでに以前から伊藤美誠には注目していた。当時、チームのコーチが持って来たビデオを見て、伊藤美誠に対する詳細な研究を行った」と語る。
伊藤美誠や平野美宇が福原愛の成績を超えるかどうかについて、孔令輝(コン・リンフイ)監督は、もうしばらく様子を見る必要があるという見方を示し、「今言えるのは、今の2人の成績は当時の福原愛を超えているということ。ただ、今後は身体の発育や技術の改善などさまざまな要素の影響を受けることになるだろう。我々は今後も2人のことに注目していくが、今現在はまだ中国チームの主要なライバルではない」と語った。
(人民網日本語版)
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