北米の不動産が最も人気
胡潤研究院の創設者であるルパート フーゲワーフ会長は、「今年の海外不動産購入は明らかに増加している。その主な原因は、元高。また、中国国内の一線都市の不動産価格は高騰しており、不動産市場もこの先数年間、成長が不透明」と分析している。
中国国内の不動産市場の成長が鈍化しているのに対し、海外不動産の購入は日に日に増加しており、特に北米が人気。米国とカナダだけで全体の80%以上を占めている。
具体的に見ると、富豪に最も人気なのは米国の不動産で、全体の60%。2位がカナダで22%を占めている。以下、欧洲7%、オーストラリア4%と続いている。最も人気の都市を見ると、トップ3はロサンゼルス、サンフランシスコ、バンクーバー。上位10都市のうち、7都市が北米の都市だ。
中国の富豪が海外不動産を好んで購入するようになっているのを、中国のデベロッパーは商機とにらみ、海外市場へと進出している。例えば、緑地集団は既に、米国やオーストラリア、カナダ、英国などに進出している。
また、万科集団は、香港やサンフランシスコ、ニューヨーク、シンガポールなどのプロジェクトに投資を進めている。その他、王健林や許栄茂、郭広昌、陳麗華、厳彬、潘石屹、張欣などの企業家も海外への投資を進めている。
(人民網日本語版)
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