【新華社北京4月24日】21日は3日間の日本の靖国神社春季例大祭の初日にあたる。安倍晋三首相は参拝していないが、「内閣総理大臣 安倍晋三」の名義で、再び「真榊」と呼ばれる供物を奉納した。
参拝はしないが、供物を奉納するのは安倍首相が興じる「遊び」にすぎない。それは靖国神社に祀られている亡霊に対する「敬意」を欠くことなく、世論の重圧を緩和することもできる。
韓国外交部の報道官は21日、定例記者会見で靖国神社は第二次世界大戦のA級戦犯が祀られている場所であり、日本の指導者が靖国神社に供物を奉納することは、日本が戦後に国際社会に復帰した前提及び戦後の国際秩序を否定するものだと端的に要点を突いた。米紙『ニューヨーク・タイムズ』は20日に社説を掲載し、次のように指摘した。日本の歴史問題が遅々として解決されないのは、主に安倍首相とその右翼の盟友のせいだ。彼らは長期的に歴史を疑問視し、さらには改ざんを企てて、地域情勢を緊張させてきた。
国際社会の強い反発を前に、安倍首相は戦争犯罪人に対する参拝と敬意の表明が日本による侵略戦争の何千何万という被害者に対する侮辱であることを認識すべきだ。「聖戦史観」が依然として靖国神社によって崇拝されている限り、どんなことも侵略戦争への美化とみなされ、必ず国際社会の強い反発に遭うことになる。
安倍政権は一方で、いわゆる「積極的平和主義」を吹聴しながら、もう一方で歴史を逆行している。人々は安倍政権の「二面性」のある手法への警戒を強めざるを得ない。
(新華網日本語)
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