【新華社北京4月22日】中国の習近平国家主席とパキスタンのシャリフ首相の立会いのもとで、中国・パキスタン両国は20日、イスラマバードで『中華人民共和国とパキスタンイスラム共和国の全天候型戦略的パートナーシップの確立に関する共同声明』に調印し、これを発表した。
共同声明は計20点の内容を含み、将来的な中国・パキスタン両国の政治、経済貿易、安全保障、人文などの各分野における幅広い協力をカバーしている。専門家は、この文書は「実務」という二字を十分に体現し、両国関係に長期的な友好的交流の中で「花を咲かせ実を結ばせ」、中国・パキスタン運命共同体を結成するために青写真を描いたと指摘した。
関係の位置付けを格上げし、全面的な協力を深化する
共同声明は中国・パキスタンの二国間関係の位置付けの格上げを着眼点として、従来からの「戦略的パートナーシップ」を「全天候型戦略的パートナーシップ」に引き上げた。
中国社会科学院南アジア研究センターの国際問題の専門家、葉海林秘書長は、次のように述べた。「全天候型」は国際及び周辺環境がいかに変化しようとも、中国・パキスタン間の友好的協力関係は変わらないことを意味する。これは、中国と他国との関係において唯一、「全天候型」と定義された二国間関係でもある。 パキスタンのイスラマバード世界事務委員会のハリド・マフムード委員長は、中国・パキスタン関係のより新しく、より高度な「全天候型」水準への格上げは、中国・パキスタン双方の長期的な相互信頼、互利・ウィンウィンを基盤に確立されたものだと見なしている。