「技術の帝王」と呼ばれる劉賢仁(77)さんは16日午後、特許を取得した発明品「酒酔い運転防止自動ガソリン供給停止 停車装置」を見せてくれた。この装置は、ハンドルが酒酔い運転を自動的に感知し、直ちにガソリン供給を停止し停車させる。華西都市報が伝えた。
劉さんは定年退職前、四川省交通庁のシニアエンジニアとして、自動車の設計を専門的に研究していた。劉さんは退職後、すでに13件の発明特許を取得している。そのうち5件は自動車の安全と関連しており、酒酔い運転防止、盗難防止、過積載防止、自然燃焼防止、速度超過防止などに関する技術の特許を持つ。
「これは燃料ホース、その装置は自動車の電気回路で、大型ペットボトルはガソリンタンクだ」劉さんの指示を受け、白酒を飲んだ助手がマイクロコントローラの一端に近づくと、燃料ホースが供給を直ちに停止し、電気回路も稼働を停止した。劉さんは、「これはセンサが運転手の吐息を自動的に感知したためだ。アルコール濃度が基準を超過(0.20mg以上)すると、自動的に指示を出しガソリンの供給を停止する」と説明した。
車内の他の乗員が酒を飲んでいたり、車内に酒を置いていた場合、運転に影響することはないだろうか?劉さんは、「それはない。これは運転手のみを対象とする。運転手が酒を飲み、運転席でハンドルを握り息を吐けば、車は同時にガソリンと電気の供給を停止する」と語った。
(人民網日本語版)
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