AIIB創始国メンバーを発表、設立準備はラストスパートの大詰め段階に入る

Jp.xinhuanet.com | 発表時間 2015-04-16 14:32:36 | 編集: 谢艳
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   【新華社北京4月16日】中国が設立を提唱したアジア地域の新しい多国間開発金融機関、アジアインフラ投資銀行(AIIB)は15日、山場を迎える。5大陸からの57カ国が創始メンバー意向国となり、「先発陣営」の確定はAIIBの設立準備がラストスパートの大詰め段階に入ったことを示している。

   創始国メンバーは確定したが、AIIBの年末の「開業」はまだ8カ月ほど先になる。この200日余りの間に、AIIBはあとどのくらいのハードルを乗り越える必要があるのだろうか。

   「4月末と5月末に、創始メンバー意向国と北京とシンガポールで2回の会議を開き、AIIB規則草案について協議を行い、6月末までに規則に調印する。」AIIB首席交渉代表会議の議長を務める中国財政部の史耀斌副部長は15日、新華社記者の特別取材を受けた際に、今後にかけて加盟する一般メンバーと比べて、創始メンバー意向国はAIIB規則の制定、即ちAIIB規則の協議に参加できると述べた。

   「ガバナンス構造はAIIB規則における最も重要な部分になり、各関係側が協議を進めている。」中国財政部の楼継偉部長はこう語る。

   複雑な規則の制定以外に、6月末に各関係者が規則に調印した後、AIIBの「開業」までに重要なステップがある。それは、規則が必ず合法的な数量の創始メンバー意向国から法的効力のある承認を得なければならないことだ。

   「簡単に言えば、各創始メンバー意向国が一つの法律手続きを経る必要があるが、その時間が長くなると予想される。」中国現代国際関係研究院の陳鳳英研究員はこのように説明した。

   AIIBの将来的な管理の枠組みについて、史耀斌副部長は、理事会、取締役会及び役員層の3層による管理の枠組みを構築し、効果的な監督メカニズムを形成し、策定の高効果、公開性、透明性を保証すると述べた。

   AIIB設立準備の提案が出されてから、世界銀行のジョン・キム総裁、国際通貨基金(IMF)のラガルド専務理事、アジア開発銀行の中尾武彦総裁は、多くの場所でAIIB設立準備を積極的に支持し、AIIBとの協力を展開する意向を表明している。世界銀行、アジア開発銀行などの多国間開発銀行は、AIIBの設立した多国間臨時秘書処と業務連絡を行い、多方面において支持を与えている。

   『アジアインフラ投資銀行設立準備覚書き』によると、AIIBの法定資本は1,000億ドルに上る。初期払込確認資本の目標は約500億ドルである。

   「AIIB設立当初の資本は不十分で、各国政府の資金に頼るだけでは行けない。資金調達モデルの刷新が求められる。」と陳鳳英研究員は指摘する。

   民間資本はAIIBに参入できるのだろうか。「できる」と回答した史耀斌副部長は、次のように説明した。AIIBは一つの投資・融資のプラットフォームだ。AIIBはまず、融資を行う必要があり、融資してはじめてインフラ分野に投資できる。「したがって、加盟国は民間資本を含めて投入できるあらゆる資源を動員し、共にインフラに投資します。」

(新華網日本語)  

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